林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

神奈川県、小学生2年生を「いじめて泣かせた動画」をYouTubeに投稿した中学生3年生、逮捕、書類送検。ネット世論の善悪。

いつもありがとうございます。林雄介です。

5月頃に、中学生が小学生を泣かせるいじめ動画が、ネット上で炎上して犯人探しが始まっていたんですが、犯人の中学生が神奈川県警に逮捕され、書類送検されました。

で、気になる動機ですが、YouTube(ネットの動画閲覧サイト)で、「有名になりたかったそうです」、今、「書類送検されました」と自分の動画を載せれば超有名になりますよ(自宅をネット上に晒されるから、やったらダメですよ。)

いじめ動画、いじめ事件の一つの共通項があって、「遊び仲間」といういじめの逃げ口上、YouTubeの閲覧者アップのために「小学生をいじめて泣かせる」という被害者感情を無視した、「他人を思いやる気持ち」が完全に欠如している、なくなっちゃっているんですね。

最近、ネット上でツイッター(バカ発見器)の犯罪自慢の犯人特定やYouTubeのいじめ動画の犯人特定等、行き過ぎ、やりすぎな面も多々ありますが、「草の根レベルでの社会正義の実現」が例え、興味本位とはいえ、行われている。これは、一歩間違うと、愚民政治、大衆政治なんですね。あと、警察や行政の仕事ですから、皆さんが社会正義の実現をやったらダメなんですよ。
しかし、大津市いじめ事件は、ネット世論が国も行政も動かしたんですね。一歩間違うと、おかしなベクトルに行く危険性が高いですが、ネット世論という、大津市いじめ事件のような行政がいじめ事件隠蔽に動いても、ネット世論大津市に勝ったわけです。良いことか悪いことかわかりませんが、草の根レベルの監視網がネットにあるのは良いことなんですよ。神奈川県のいじめ動画もネット世論がなかったら無視されていましたからね。

林雄介with,you。

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