林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

大津市いじめ事件は、遊びとか加害者が言っていますから、だったら、「遊びで終身刑ね。」いじめを「遊び」と言わせないために。

いつもありがとうございます。林雄介です。

大津市いじめ事件や宮崎県の溺れさせ動画等、あくまで、遊びと言い張る加害者(推定無罪)がいます。例えば、すでに裁判で係争中の事件ですから、大津市いじめ事件の民事訴訟被告の実名(親入り)は訴訟中という事実さえ入れれば、実名を遊びでこのブログに掲載してもいいことになります。法治国家ですから、形の上でいじめになっていたら「いじめ」ですよ。形で刑罰を決めるんですね。形(法律)を守らなくていいのなら、じゃあ、「加害者少年は終身刑ね」とか裁判官が言い出したら従うんですか?(殴る蹴るはしたけど、遊びっていうのは、わかりやすく書くとこうなりますよ。)

例えば、実際に加害者の少年に対して殺害予告を行い、逮捕されたお祖父さんがいますよね。

刑法には、刑法を知らないという理由で罪がなくなることはないと明記されています。刑法理論はウザいのでしませんが、黒歴史で司法試験の参考書を大学時代に書いていました。
まず、遊びとか「犯罪になるとは思わなかった」という人が出てくるから、刑法で、法律を知らないという理由で、「罪はなくなりませんよ」とハッキリだめ出ししてあるのです、国レベルで。

あと、いじめの形式行為は加害者少年3人中2人は認めていますね。形式行為というのは、本屋さんから、漫画をお金を払わずに外に持ち出すことが犯罪とは知らなかった(窃盗)。心臓を包丁で刺したら死ぬとは、知らなかった(殺人)。犯罪の事実認定は、形式行為(やったこと)で決めるんですね。

殴り合いをしていて、相手が転んで死んでしまった(殺意はないが傷害致死)、ですから、プロボクサーが一般人を喧嘩で殴って殺したら(殺意の認定をされますよ)、最終判断は裁判所がすることですが、いじめの形式行為、殴る蹴る等があれば、加害者少年にいじめの意図がなくてもいじめですよ。

林雄介with,you。

〇林雄介公式HP
http://id40.fm-p.jp/65/yusukeha/

林雄介の公式HP「EGG」、林雄介への取材、林雄介への研修依頼はこちらから。

日本図書館協会選定図書、全国学図書館協議会選定図書、多数の林雄介の学問と知恵をスキルアップさせる健全図書。↓。

「図解雑学・よくわかる政治のしくみ」「図解雑学・よくわかる省庁のしくみ」〔ナツメ社〕、「絶対わかる法令・条例実務入門」「絶対スキルアップする公務員の勉強法」「公務員の教科書〔算数・数学編〕」、「ニッポンの農業」〔ぎょうせい〕、「霞ヶ関の掟・官僚の舞台裏」(日本文芸社)、「この通りにすれば受験にうかる」(たちばな出版)他超多数。