林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

映画「のぼうの城」感想。

いつもありがとうございます。林雄介です。

要するに長束正家が悪いということで。
まず、岡山の水責めは秀吉が血を見るのが嫌いだから水攻めをやったのと、まだ織田信長が在命中なので、あんなにはしゃいで戦なんか家臣団の秀吉がやるのは無理。

石田光成は、理財官僚だから、コスパが悪かったら水攻めをしない。そもそも本城の小田原城陥落が勝利条件なので、忍城を落とす必要なし。足止めさえして、味方の損失を防げばいいので、光成は戦をしたかったわけではなく、戦略的に水攻めで足止めさえすればよかっただけ、そのつもりで数十万の兵隊を動員して半永久的な小田原攻めを計画したわけだから。
そもそもサマーウォーズの陣内家のモデルの真田親子が忍城攻めに参戦しているし、大谷吉継も来ているので、忍城は最初から長期戦予定のはず、真田親子の上田城攻めが難しかったように、忍城みたいな小さな城を落とすのはゲリラ戦をやられたら難しいので、水攻めにして相手の兵糧がなくなるのを待てばいいだけ。複数の敵国があれば短期決戦の必要があるけれど、小田原城だけが敵なら長期戦でジワジワ攻めればいいだけ。

忍城の勝利、非勝利は小田原城攻めに無関係なので、そもそも戦をする必要なし。つまり、完璧な兵糧攻め(水攻め)をしてあとは何もしなくてもいい。

信長みたいに比叡山本願寺、武田、上杉、島津が残っていたらあんな悠長な城攻めは無理だから、焼き討ちか長篠合戦方式で短期決戦に持ち込んだはず。本願寺は降伏、比叡山は焼き討ち(信長が焼き討ち)、根来寺真言宗)は秀吉が焼き討ち、短期決戦をする必要がない状況だった。

林雄介with,you。

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