林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

友達の質(検索)

友達の質。

質というと語弊が生じましてね、「類友」。

似たような人が、友達になると。もう1つは、異色なコラボ。私の友人は武道家やスポーツマンが多い。ミュージシャンはいない。知人のミュージシャンはかなりいますが、「友達」はいない。やはり、ミュージシャンは感性の仕事だから、感性よりも、「実務」を私が重視するから、ミュージシャンはいない。ミュージシャンが、事務所を経営しだしたら、実務がいるから友達になるんですけどね。

感性だけの世界だと、実務型の人間ってあわないんですよ。感性プラス、実務ならいいけど。井上ひさしさんは、ペンクラブの会長で、劇団を持っていたから、実務がいるでしょ?だから、交友があったんですよ。完全な小説家なら、実務がないから交友はできないですよ。憲法9条の会の発起人、半分くらい、知り合いですからね。「とりあえず、頼まれたら断れない。みたいな・・・人たち。・・・」。だいぶ、なくなられたけど。大江健三郎さんはよくわからない、「あの人、ペンクラブと文藝家協会の理事をやらないから・・・(当選しても拒否するから、総会で拒否する人として紹介された・・・)」。作家って、貧乏だから、売れている人が理事をやらないと理事が足らないんですよ。暇なら、ペンクラブと文藝家協会の理事やればいいのに・・・。ぽっぽや、浅田さんが理事長か会長ですよ。プリズン・ホテル。

価値観があわない人とは、「知人にはなれても、友達にはなれないから」、結局、似たような人同士が集まると思う。

大学のゼミでも、「価値観が似た人」が集まる。うちのゼミは、「就職に有利じゃない」から、意識高い系とか、功利主義者っていないんですよ。
ゼミを選ぶ時の基準にしたのは、「ちゃんと勉強していること。就職に有利なゼミではないこと。」この2つです。極端な話、法学部だと奥島総長の会社法のゼミとか。就職に強いゼミってあるんですよ。そういう人たちとは、「上手くやっていく自身がなかったから、避けました。」

バラバラ。NHKのアナウンサーもいるし、東京海上や都銀、商社、電通博報堂、起業した人、外資、官僚、進路、同じ人いないですからね。ある意味、すがすがしい。

出会いの最初って、大学だと思うんですよね。
次が仕事。ただ、組織の力と自分の力を勘違いする人が多い。
次が、保身に走る人。組織の力と自分の力を勘違いせず、「極端な保身」に走らないお人好しが残るわけです。私の場合は。

職をかけるところまでやったら、やりすぎですけどね。バランスが大事。

はやし。