林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

雪印、おせち、東電、民主党に学ぶ正しいトップの危機管理能力とは。

いつもありがとうございます。林雄介です。

歴史的名言、「私は1週間も寝ていないんだ。」会見を見て、どうせ逮捕されたり、行政処分を受けるなら、トップを出さない方が賢いというか安全な気がしました。

トップが、謝罪したり処理するのはちゃんと対応能力がある場合のみ。

逆に、対応能力が低いトップを前面に出すと火に油を注ぐ〔燃料投下〕、東電の社長を出さなかったり、総理ではなく官房長官に対応させているのは、リスク管理力があると思います。

社長や総理が前面に出たら、失言、暴言で終わりですから、内閣も辞職、東電も逮捕はされなくても退職金は絶対に出ない。たぶん、3月11日以降の給与も返上になる。トップだから、役員はともかく社長、会長は退職金返上はすることになる。やらないと、電気料金の支払い拒否〔法務局に供託できるかな?〕をしてくる。

100万人単位で1ヵ月支払い拒否をされたら、電気は直ぐには止まらないから止められるまで電気料金をあえて支払い拒否してきたら、社会問題にはなります。支払い拒否する人がでてくる気がする。自動引き落としを解約したり。

で、東電は絶対に社長に退職金を出して、マスコミに叩かれて経済産業大臣がキレて自主返上…。

東電は、特例法で一度、公有化して、資産で賠償させないと。株主は、東電経営陣相手に訴訟を起こすでしょう。機関投資家〔保険会社〕が安定株主だから揉めるでしょうね。
最低でも、上場は廃止になるでしょうね。

林雄介with,you。
「図解雑学・よくわかる政治のしくみ」「図解雑学・よくわかる省庁のしくみ」〔ナツメ社〕、「絶対わかる法令・条例実務入門」「絶対スキルアップする公務員の勉強法」「公務員の教科書〔算数・数学編〕」、「ニッポンの農業」〔ぎょうせい〕、「霞ヶ関の掟・官僚の舞台裏」(日本文芸社)、「この通りにすれば受験にうかる」(たちばな出版)