林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

改革のための改革、選挙のための改革、選挙と改革の目的化で国滅ぶ。o(^▽^)o

いつもありがとうございます。元官僚で開運アドバイザーの林雄介です。こんにちは。(=^▽^=)

最近、改革、改革と改革ブームですが、改革は手段であって目的ではありません。改革とは、「政治を改善し、国民を幸せにする目的」のための一手段です。ですから、たとえば、人員を入れ替えたり、現場の声、利用者の声、財源を総合判断して仕組みを少し変えれば、良くなるのなら仕組みを少し変えればよいのです。
しかし、改革のための改革では、善悪2元論の悪を作り上げ、ウルトラマンや戦隊ヒーローのように一方的に攻撃し、魔女狩りのごとく敵を血祭りにあげるのです。近年では、毛沢東の起こした文化大革命がまさに毛沢東を正義とし、毛沢東が権力を握るための手段として市民を弾圧したのです。
正義は、そもそも相対的なもので、絶対的な正義は存在しません。

次に、政治で行われる改革は、選挙に当選することが目的化しています。改革とは、「国民を幸せにする一手段」であり、政治家に当選することも、「国民を幸せにするため」の一手段でしかありません。しかし、政治家が収入を得る職業となり、一般人にみのもんたさん、ワイドショー並みにわかりやすく支持されるために、改革のための改革を行い、ゆえに改革が改悪になり、選挙に勝つために、反改革派、敵対勢力を作り上げ、それはときに公務員や官僚だったり、身内の国会議員だったり、しますが、敵対勢力と改革を争い、選挙に勝てば「国民の生活はどうでもよい」という信じられない本末転倒なことをやっているのです。

これは、政治の目的は、「国民を幸せにする」ことであり、政治家に当選することも、改革も全ての政策が目的に過ぎないということを政治家も、選んでいる国民、選んでいる有権者もわからなくなっているから、こういう本末転倒したバカなことが日常的になっているのです。そして、結末は国が亡くなって終わりです。わかりきったことにも関わらず、悲しい限りです。

林雄介with,you。

日本図書館協会選定図書、全国学図書館協議会選定図書、多数の林雄介の学問と知恵をスキルアップさせる健全図書。↓。
「図解雑学・よくわかる政治のしくみ」「図解雑学・よくわかる省庁のしくみ」〔ナツメ社〕、「絶対わかる法令・条例実務入門」「絶対スキルアップする公務員の勉強法」「公務員の教科書〔算数・数学編〕」、「ニッポンの農業」〔ぎょうせい〕、「霞ヶ関の掟・官僚の舞台裏」(日本文芸社)、「この通りにすれば受験にうかる」(たちばな出版)他超多数。