林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

TPPという化け物。(=^▽^=)農業より、輸出産業が危ない。基幹産業が危ない。

いつもありがとうございます。元官僚で開運アドバイザーの林雄介です。
(=^▽^=)

TPP参加に向け、本格的に前哨戦がはじまりました。結論から書きますが、私はTPP参加はやむを得ないと考えます。今、TPP参加を拒んで、アメリカン・スタンダードや中国、他国主導の枠組みが出来てから加盟せざるを得なくなるなら、座して死すより火中に活路を見いだすべく戦うべきです。これが、野田総理のTPP参加記者会見を「太平洋戦争開戦のラジオ放送」と評している理由です。

過去に日米貿易摩擦で、自動車を売るためにオレンジや牛肉の輸入自由化に日本は踏みきりました。今回も、「輸出産業のために農業が犠牲になる」という論調が大半です。しかし、何度も何度も警告しているように、「輸出産業の空洞化とそれに伴う失業社会」の危険性が今回は高いのです。トヨタソニー、日本の輸出企業は多国籍企業です。人件費が安い国に生産拠点をTPPを契機に私は移転させると思うんですね。ですから、輸出企業の下請けの中小企業もダメージを受けるし、輸出企業が生産拠点を本格的に海外に移転させれば円高不況、1985年のプラザ合意後の円高不況のように、今も円高不況ですが、TPPで産業の空洞化が加速すると思うんですね。産業があれば、産業から税金をとって農業に補助金を出せる。今まではそうやって農業を延命させてきたんです。産業そのものが海外に移転すればTPPで農業はダメージを受けますよ、農業の補助金の原資は輸出企業でしょう?。輸出産業が衰退化する可能性が高いのです。

しかし、TPP交渉は、アメリカ本土に真珠湾戦艦大和で乗り付けて真珠湾を壊滅させる覚悟で交渉しなきゃいかんのです。戦争しろということではなくて、決死の覚悟がいると言っているのです。アメリカの価値観、イギリスの価値観、ローマの歴史、ユダヤ教キリスト教、とにかくまず交渉相手の文化土壌を徹底理解して、戦う。それしかないです。

林雄介with,you。

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