林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

大津市いじめ事件、文部科学省から警察キャリア(出向)初等中等教育局、児童生徒室長、郷治知道(警視正)、室長ら3人、大津市派遣。大津市教育委員会、大津市教育長他に国マジギレ

いつもありがとうございます。林雄介です。

文部科学省のいじめ担当部署は警察庁の出向ポストらしく、文部科学省初等中等局児童生徒課の郷治知道室長(出向前は警視正、軍隊だと大佐・中佐)が派遣されます。通常自治体に本省から派遣されるのは係長クラスです。室長は課長補佐の上、課長の下です。

私が知る限りでは、マスコミで大報道されても課長補佐以上の自治体派遣は聞いたことがありません。キャリアの係長クラス派遣と思っていましたが、室長クラスだと霞が関的には「重大事件」、あさま山荘連合赤軍事件の指揮官の佐々淳行先生も派遣時の身分は室長クラス(警視正)。

室長の上は課長で課長は全権責任者ですから本省を動けません。キャリアの郷治知道室長(踊る大捜査線のシリーズ1の室井さん位)の派遣は、実務の最高責任者(課長は政治家や幹部への根回しが仕事)です。霞が関的には、「あさま山荘並み」の扱いです…。どれくらい偉いかわかりやすく説明すると、やろうと思えば本省で調整して大津市教育委員会(教育長の解任や教育委員の入れ替えではなく)そのものを解体できるレベルです…。一応、国家権力ですから…。ですから、普通はこの一ランクしたの派遣です。本省の課長派遣だと大津市の教職員の全リストラ。皆さんが考えているより、郷治室長は位が高い。しかも警察キャリアみたいだし。滋賀県警の本庁、監査的な意味もあるかもしれません。ちなみに警視正の上の警視長や警視監(参事官)が警察庁から派遣されたら滋賀県警本部長から警察庁が捜査権を取り上げる形になります。

国民的には、わかりづらいと思いますが、霞が関的には、「国家レベルの重大事件指定」です…。

でも、まだ上に課長も局長も事務次官もいますからね。課長、局長派遣なんか聞いたことないですが…。事件の鎮圧下でしょう。でも、行政の最高責任者は内閣総理大臣ですからね、「皆さんのご意見を」。

林雄介with,you。

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総理大臣にご意見を。
『野田佳彦内閣総理大臣へ、大津市いじめ自殺事件の真相解と滋賀県警の捜査怠慢(警察庁)、いじめ事件の捜査のお願い(法務大臣と検事総長)、大津市教育委員会の調査怠慢(文部科学省)、大津市そのものの問題(地方自治は総務省)はこちらにメールを。役所より首相官邸経由が一番、効果的。』