林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

安倍首相の高校時代の歴史の教師だったらの弁護士は、犯罪者ではないのか?

なんか、変な弁護士が、「もし、安倍首相の高校時代の歴史の教師なら、落第させる」とか妄想を語りだして、法治国家に喧嘩を売り出しました。懲戒理由になると思います。

1、高校の歴史は、文部科学省の検定教科書と学習指導要領に基づき行われます。教師の自由裁量で行うことはできません。

2、裁判でも明らかになっているように、学問の自由というのは大学に認められた権利であって、中高にはありません。

3、安倍首相は、成蹊高校出身ですが、成蹊高校では、「文部科学省の指導要領に基づかない教育が行われていたということでしょうか?

4、クイズ王にも言えることですが、歴史解釈は、どれが正しいとはいえないのです。この歴史が正義という発想は、「中国等の独裁国家の独自のものです。」そして、どの歴史が正しいとか、イデオロギーが正しいという結論は、永遠に出ないのです。正しくもあり、間違っている。これが、あらゆる思想や歴史観イデオロギーです。林イズムも現代のベターな思想の1つですが、「絶対的な真理」ではありません。私が死ねば、間違った解釈をするでしょうし、時代背景も違うのです。これが、イデオロギー歴史観、宗教に対する正しい理解なのです。

5、あえていえば、「絶対的な真理はない」というのが、「絶対的な真理なのです。」この1文をもって、もっとも私が現代においては、ベターな存在であると断言できるのです。

6、「高校教師が、学習指導要綱を逸脱すれば、懲戒理由になります。」また、教師には守秘義務があります。もし、「安倍首相の恩師が、学生時代の話を持ち出せば、教師の守秘義務違反となります。」

7、このもしもの仮定話は、弁護士が書いたものです。弁護士が、「教師の業務を違反させ、守秘義務違反を推奨するかのごとく文章を書くのは、懲戒処分理由となるのではないでしょうか?」

弁護士なんだから、現行法の枠内で仮定話をすべきです。法律関係者として、極めて、不適切な行為と批難せざるをえません。

はやし。