林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

林雄介、日本年金機構潰れる(回答)

林雄介、日本年金機構潰れる、livedoor。一応、生ログの逆検索をかけますが、200アクセスまでです。検索履歴はすでにオーバーしていますので・・・。

社会保険庁は、潰す予定ではあったんです。これは、行政組織法の関係で、新しい局や外局を増やせないので、保険でとっておいたと。社会保険庁が年金機構になった理由は、「歳入庁」構想というのがあって、国税と年金の一体化の議論があったと。もう1つは、社会保険庁って、厚生省のキャリアいじめをしたんですよ、新任の課長を1週間、部屋に入れなかったとか。で、現業林野庁とか現業が力を持っているところは、キャリアいじめをするんですけどね、「国鉄」でも「郵便局」でも、組織の存続権は事務官僚の仕事なんですよね・・・。

ですから、まず、社会保険庁自体が「リストラ」の筆頭にあったんです。
年金不祥事で、解体して、日本年金機構に移したんですが、個人情報の流出があったと。ただ、個人情報の流出で潰されることはないです。

個人情報流出で前例を作ると、税務情報が漏れた時に、国税庁を潰さないといけなくなる。で、歳入庁は国税庁が反対しているんです。年金機構の職員を税務署で引き取ったとして、税務事業ができるか?という問題があるからです。

日本年金機構は、東電と同じ扱いで、「生かさず、殺さず」。ただ、年金の国税投入量が多くなれば、縮小するか、国税庁の一部門になるかもしれません。逆に、年金は減り続けていくから、年金機構の職員なんか大変だと思いますけどね。今、新卒で入ってじゃあ、40年後、あるかといわれたらないでしょうね。

マイナンバーにして、統合が終われば、国税庁で年金管理できますからね。年金そのものが減っている以上、年金機構そのものは縮小しないと世論が反発すると思う。マスコミが給料とか面白おかしく書くだろうし・・・。

はやし。