林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

農家は自分たちが食べる農作物には農薬を使わないという批判について。o(^▽^)o農家悪人論。

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いつもありがとうございます。林雄介です。o(^▽^)o

私が大学生のときに、しきりに、農家は自分たちが食べるものには農薬は使わない、農薬は危ないから、農家は使わない、だから、農家は悪者で農薬は危ないと。こういうことがしきりに喧伝されたわけです。しかし、本当にそうなのか?。
結論からいえば、これは都会人のマスコミやサラリーマンの発想なんですね。

農薬は高いから、まず商品にしか使わない。自分ら家族は虫くいで安く野菜を作るけど、農協を通じて売るときは虫食いはダメなんですね。規格外になるから、農薬がいると、自分たちは農薬はもったいないから使わない、これが大多数の農家だったわけです。まあ、農協が農薬を売る悪者にマスコミがしたかったんですね。

農政、農協、農水族議員が政策やしがらみ利権で、日本の農業の方向性をおかしくしたことは反省しないといけない。これは、ニッポンの農業〔学校図書館協議会、日本図書館協会、日本の公的な図書館協会はみな良書だと言って評価して下さってるんですね。もちろん、こうした良書選定は林雄介の読者の皆さんとの協同作業で、良書選定は皆さんにおりたものです。林雄介の誉れではなく皆さんと共有すべき誉れでございます。こういう農政、農協に惑わされないやり方を元農水官僚として自治体や農業関係者、もちろん、ロハスや環境系の方々が活用できるようにあらゆる角度から書かせていただきました。

でまあ、結論から言えば農家悪人論は間違いでありまして、農薬は商品にしか使わない。農薬は価値あるものだから自分たちのには使わなかったのを都会人、サラリーマン、マスコミの感覚で理解できないから、お坊ちゃん、お嬢ちゃんの発想でね、農家悪人論を決めつけたんですね。農薬が体に悪いという自覚は大半の農家は当時はなかったでしょう。いまは体に悪いことがわかったから減農薬にシフトしていっているんですね。

林雄介with,you。

「図解雑学・よくわかる政治のしくみ」「図解雑学・よくわかる省庁のしくみ」〔ナツメ社〕、「絶対わかる法令・条例実務入門」「絶対スキルアップする公務員の勉強法」「公務員の教科書〔算数・数学編〕」、「ニッポンの農業」〔ぎょうせい〕、「霞ヶ関の掟・官僚の舞台裏」(日本文芸社)、「この通りにすれば受験にうかる」(たちばな出版)。