林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

南相馬市は、義援金と補助金がごっちゃになっている。(=^▽^=)

eab8b6e0.jpg
いつもありがとうございます。林雄介です。こんばんは。
(=^▽^=)

今日もお疲れ様でした。南相馬市義援金の分配で住民から苦情があるというニュースを見ました。ひょっとしたら、義援金補助金がごっちゃになっている可能性があります。

義援金は、税金や東電の賠償金ではありません。今回の東日本大震災に対して、皆さんや台湾、海外、国内から集まった募金です。ですから、そもそも原発被害者に配分していいかどうかわからないお金です。東日本大震災は、津波や家屋崩壊、死傷者、日本がなくなるかもしれないくらい大きな被害があったんですね、そのことに対して海外や国内から様々な形で募金が集まったのです。

ですから、南相馬市に分配する分は放射能被害は差し引いて地震の被害に限定すべきです。放射能被害は、国の予備費で補償し、次に東京電力が賠償すべきものです。南相馬市の苦情を言っているという市民は、自治体が配分するから税金と思っているのではないでしょうか?義援金は、100%、国内外の東日本大震災に対する募金です。税金ではありません。

私は放射能被害の地域の方々は大変なご苦労があると思います。ですから、国が予備費でまず生活保障等をして、国が東電から事後に支払ってもらうべきものです。予備費というのは税金のストックでたいした額はありませんが、こういうときのためにストックしてあるお金です。義援金は、募金ですから、本来、東電や国が負担すべき性質のものまで募金で負担したら、なんでもありになる。義援金を高速道路の無償化や農業の風評被害に使いそうで怖いですよ。義援金は、世界中の募金で国や民主党のお金ではないから…。

林雄介with,you。

日本図書館協会選定図書、全国学図書館協議会選定図書、多数の林雄介の教育に役立つ健全図書。↓。
「図解雑学・よくわかる政治のしくみ」「図解雑学・よくわかる省庁のしくみ」〔ナツメ社〕、「絶対わかる法令・条例実務入門」「絶対スキルアップする公務員の勉強法」「公務員の教科書〔算数・数学編〕」、「ニッポンの農業」〔ぎょうせい〕、「霞ヶ関の掟・官僚の舞台裏」(日本文芸社)、「この通りにすれば受験にうかる」(たちばな出版)他多数。