林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

口蹄疫と新型インフルエンザ。

口蹄疫被害は種牛を全国に分散させればリスクを減らせます。しかし、行革や事業仕分けで分散化ではなく一カ所に集められていきます。だから、口蹄疫が起こったら大変なことになるんです。

もっと、危険なのは医療、医薬品分野の行革と予算削減です。
今年も新型インフルエンザは起こるかもしれません。日本ではワクチン作れませんよ、必要量。しかも、今年、海外産を返品したから来シーズンは高くふっかけられるでしょうね。インフルエンザ・ワクチンは民間企業が作っています。ですから、利益が出る分しか作りません。慈善事業をやっているわけじゃないから。

無駄を覚悟で医療は公的機関にやらせた方がいい。国民の命を守るのが政治ではないのでしょうか?

『ニッポンの農業』〔林雄介著、ぎょうせい〕、『図解雑学よくわかる政治のしくみ』〔林雄介著、ナツメ社〕のおまけ